脂肪をサポートできる葛の花由来イソフラボンとは?
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)は、マメ科植物である葛の花から抽出した成分です。 余ったエネルギーが肝臓で脂肪に合成されるのを抑制し、白色脂肪細胞内での脂肪の分解と褐色脂肪細胞内での脂肪の消費を促進することで、おなかの脂肪を減らす効果があります。秋の七草の1つに数えられる葛は、9月ごろに花を咲かせます。葛の花は繁殖力も強く、花言葉は「芯の強さ」を意味するとか。花言葉が示すとおり、葛の花から抽出されるエキスには、多くの健康効果が確認されています。
葛の花のエキスに含まれるイソフラボンを抽出し人が摂取する事により、肝臓で作られる中性脂肪への合成を阻害致します。それ以外には下記の効果が期待できます。
(一)脂肪の分解をサポート
葛の花由来イソフラボンが3つのメカニズムによりBMIが高めの方の体重やおなかの脂肪を減らすのを助けると考えられています。体の中に存在し脂肪を作り出す細胞に「白色脂肪細胞」という細胞があります。白色でイクラの卵のような細胞です。この白色脂肪細胞は、血液中にある中性脂肪を取り込んで自ら肥大化します。この肥大化した白色脂肪細胞がいわゆる皮下脂肪・内臓脂肪というものです。脂肪は大きくわけると、内臓に出来る内臓脂肪と、皮膚の下に出来る皮下脂肪に分かれますが、葛の花に含まれるイソフラボンは、白色脂肪細胞が取り込んだ脂肪を分解する働きがあります。具体的には、白色脂肪細胞が溜め込んだ脂肪は、遊離脂肪酸とグリセロールという形に分解されエネルギーとして使われます。
(二)日酔いと肝臓保護:
プエラリアの花に含まれるイソフラボンとサポニンは、二日酔いの重要な要素です。この2つはそれぞれ内分泌系と免疫系で協調的な役割を果たし、アルコールの酸化を促進するだけでなく、エタノールの毒性を失わせ、胃腸粘膜を保護し、異常なアルコール代謝を改善します。同時に、イソフラボン化合物はグルタチオントランスフェラーゼの活性を回復させ、肝臓を保護する効果があります。
(三)脂肪の合成を抑制する
ヒトはカロリーを摂取しすぎると肝臓の働きにより余ったエネルギーから「中性脂肪」を作り出し血液中に放出しますが、葛の花に含まれるイソフラボン(テクトリゲニン類)を摂取する事で、肝臓が中性脂肪を作り出す事を抑えてくれます。
(四)免疫力の向上:
葛の花のイソフラボンは人間の免疫力を向上させ、特にアレルギーに対する体の抵抗力を高めることがわかっています。プエラリアの花のイソフラボンは、アレルギー反応を引き起こすIgeの発現を阻害し、アレルギー反応を抑制することができます。
(五)血中脂質の低下のサポート:
プエラリア・ロバタ・イソフラボンに含まれるプエラリア・ロバタとイリシンは、血中のコレステロールとトリグリセリド値を下げ、正常な血中脂質値を維持します。
(六)抗酸化、抗腫瘍
イソフラボン化合物には優れた抗酸化作用があります。フラボノイドにはフリーラジカルを除去する効果があることがあり、その除去能力はフラボノイド化合物の濃度と直線関係にあります。さらに、アイリスイソフラボンはさまざまな癌細胞の増殖を抑制する効果があり、体内の抗腫瘍効果を高めることができます。
(七)脂肪の燃焼をサポート
日常生活でのちょっとした運動でエネルギー消費をアップします。葛の花由来イソフラボンがBMIが高めの方の、体重やおなかの脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があります。分解された遊離脂肪酸は「褐色脂肪細胞」によって燃焼され熱として体外に放出してくれます。葛の花エキスはこの働きをもサポートする事が確認されています。葛の花由来イソフラボンは肝臓が脂肪を蓄積する働きを抑制したり、高脂肪・高コレステロールの食事をした際の脂質の蓄えを抑制する効果が確認されています。血液中には「中性脂肪」や「コレステロール・リン脂質」などの脂質が含まれています。通常であれば血液中に含まれる脂質の量は一定に保たれるように調整がされます。
(八)内分泌系の調節:
プエラリアイソフラボンはエストロゲンレベルのバランスを整える効果のあるエストロゲン薬です。葛の花イソフラボンはすべての人に適しているわけではないことに注意する必要があります。例えば、乳房肥大症の患者は、含まれる植物性エストロゲン成分が体内でホルモン障害を引き起こし、症状を悪化させる可能性があるため、摂取することは推奨されません。また、低血圧や徐脈の人は葛の花イソフラボンを摂取しないでください。
(九)まとめ
葛の花エキスは、白色脂肪細胞が血液中の中性脂肪を取り込む働きを阻害します。つまり、内臓脂肪の増加を抑えます。 また、内臓脂肪・皮下脂肪等の組織内部で「熱産生」を促し燃焼による脂肪の分解をサポートします。内臓や皮下に蓄積された白色脂肪細胞に影響を与えるという事は、脂肪分が溜まりやすいお腹周り(内臓や皮下脂肪)に対して特に効果的に働くという事になります。つまり、脂肪の蓄積によって「ポッコリと膨れたお腹の脂肪」に影響を与える為ウエストが細くなる効果に期待がもてます。
(十)こんな方々の健康習慣をサポートします
①おなかの脂肪や体重が気になる方
②普段忙しく、習慣的な運動に取り組めていない方
③ウォーキングなど軽い運動を取り入れている方
注意事項
①医薬品を服用中の方、通院中の方は、お医者様にご相談ください。
②妊娠・授乳中の方、お子様はご利用をお控えください。
③疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。